出川哲朗と松村邦洋の友情

2人はテレビに出る前から親友だった。

まだ、お互い下積みで、小さな劇場とかに出ながら極貧生活を送りながら、毎日

大きな夢を語り合っていました。

「いつかお笑いで天下とろうな」とか「俺らで日本のお笑いを変えような」

とか言っては励ましあっていました。

当時から、松村のモノマネは定評があり、業界人も注目していました。

突如、松村に「笑っていいとも」の「テレフォン・ショッキング」

からオファーがあり、松村も出川も大喜びしました。

出川「まっちゃん。人生最大のチャンスだぜ。いいともでウケたら

芸人としての道が開けるぜ。やったなー。いつも通りやったら大丈夫。」

と言い励ましました。

いよいよ、松村が「いいとも」出演。

出川は家でドキドキしながらテレビを見ていました。

松村は、絶好調で、掛布さん、たけしさん、石橋さんとかの

モノマネでドッカン、ドッカンとウケ

出川は

「いいよ、まっちゃん」

「観客の空気掴んだよ」

と声援を送り続けながらテレビにかじりついていたら、

次に松村が

「では、続きまして、出川哲朗さんのモノマネします」

タモさんも、観客もポカーンでした。

誰も、出川哲朗なんて知らないんだから。

出川哲朗はテレビに出ていないんだから。

当然、知らない奴のモノマネなんかしても全くウケなかった。

「何やってんだよ。こんな大切なチャンスを・・。怒りがこみ上げてきたね。」

その日の晩、出川は松村をを呼び出し

「何やってんだよ。俺が喜ぶとでも思ったんか?あんだけ、ウケて、

いい流れつくっといて、俺のモノマネで台無しだよ。何であんな事

やったんだよ。俺のせいで、自分の夢にハンデ負わすなよ」

「いや、違うんだ。てっちゃんの為じゃないんだ。

俺は自信があるモノマネをしているだけなんだ。俺は、てっちゃんの

モノマネを完璧に出来るんだ。後は、てっちゃんの人気が上がれば

絶対にウケるモノマネなんだ。俺は、てっちゃんのモノマネをやり

続けるよ。いつか絶対にウケるモノマネだから。」

出川も必死に頑張って、テレビのガヤなどに出始め、ようやくゴールデン

にゲストで呼ばれるようになった。

松村はライブでも、テレビでも相変わらず、全くウケない

出川哲朗のモノマネをやり続けていた。

出川が少しづつ仕事が増えだしてきた時、松村から電話があった。

「やりましたよ。今日、昼の収録で、てっちゃんのモノマネしたら

会場中大爆笑とりました。言った通りでしょウケるモノマネですから」

電話越しに、松村は泣きながら話した。

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