雨が降る夜に7

Yunhoside

ミナさんのために、力を入れて踊った。

彼女が見てくれていると思うだけで、自分でも驚くほど、パワーが湧いてきた。

だけど、ダンスを終えて近づくと、彼女は泣いていた。

なぜか、ごめんなさいと呟きながら。

でも、俺の胸に身体を預けたとき、心から

この人を守りたいって思った。

華奢な身体をこれでもかというくらい抱きしめて、離したくないと思った。

顔を上げたミナさんが周りを見渡してハッとした顔をする。

みんな見てる//は、離れなきゃ

そんなこと言うもんだから、

嫌です。

なんて返して、細い腕を引っ張り、店を出て人気の少ない場所に連れ出す。

ユンホさん?//

ここなら大丈夫でしょう。

ミナさん今度2人でどこかいきませんか。ゆっくり2人きりになりたい。話したいこともあります。

私もユンホさんに話したいことがあります。話さなければいけないことがあります。

これってデートっておもってもいいですよね?

こくんと頷いた。

嬉しくて、また細い身体をぎゅうぎゅうに抱きしめた。

それから連絡先だけは聞いて、彼女は仕事に俺は帰路に着いた。

彼女がその夜、もっとたくさん泣いていたことなど、

俺は知る由もなかった。

次回予告

サヨナラと秘密。

お楽しみに

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